ナスダック100:ハイテク投資の王道

投資信託

はじめに

ナスダック100への長期投資で資産を築いた人の話はよく耳にします。例えば、アメリカで清掃員として働いていた男性が、毎月コツコツと積み立てを続けた結果、数十年後に驚くほどの財産を築いたという事例もあります。やはり長期で投資を続けることが、結果的に人生を大きく変える鍵になるのかもしれません。

私自身も新NISAでナスダック100を100万円ほど購入しており、現在は15万円ほど含み益が出ています。

この記事では、自分用の投資ノートとして、ナスダック100の歴史や魅力、投資信託の種類やコスト、そして今後の見通しなどをまとめました。

ナスダック100の歴史と成長力

ナスダック100指数は1985年に125ポイントからスタートしました。それが2025年7月時点では22,934.75ポイントに到達しており、約180倍という凄まじい伸びを見せています。

この40年間の年平均リターンは**およそ14%(配当込み、ドルベース)**で、テクノロジーが世界経済を牽引してきたことを示しています。

ただし、日本国内の投資信託を通じて投資する場合、信託報酬や為替変動、配当課税の影響を考慮すると、実質的には年率9~10%程度になると見込まれます。

ナスダック100連動型投資信託:手数料比較

現在、日本国内でもナスダック100に連動する投資信託がいくつかあります。長期投資では手数料の差がリターンに大きく響くため、以下に主要ファンドの信託報酬と10年運用後のシミュレーション結果をまとめました(2025年7月時点、100万円投資想定、年率10%で計算)。

ファンド名信託報酬(年率・税込)10年後資産(万円)
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド0.198%256.7
ニッセイNASDAQ100インデックスファンド0.2035%256.5
eMAXIS NASDAQ100インデックス0.2035%256.5
NZAM・ベータ NASDAQ1000.44%248.9
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス0.495%247.0

やはり手数料の低さは重要です。楽天・プラス、ニッセイ、eMAXISはいずれも0.2%程度と優秀で、特に楽天ユーザーならポイント還元で実質コストを下げられる楽天・プラスが魅力的です。

ニッセイやeMAXISは純資産総額が大きく、償還リスクが低いという安心感もあります。一方、NZAMやiFreeNEXTは信託報酬が高いため、長期投資では避けたほうが無難かもしれません。

ちなみに私は楽天NASDAQとニッセイNASDAQ100の両方を保有しています。

ナスダック100の将来性

現在、AIブームの真っただ中にあることもあり、ナスダック100には今後も大きな成長が期待されています。その理由をまとめると以下の通りです。

AI市場の急成長
NVIDIAやマイクロソフトなどが牽引するAI市場は2030年までに1兆ドル規模に成長するとも言われています。ナスダック100にはこうしたAIトップ企業が多数含まれています。

デジタル化の加速
AWS(アマゾン)、Google Cloud、Adobeなど、クラウドやデジタルサービスの需要は増加を続けています。これら企業もナスダック100に含まれています。

ナスダック100投資の魅力と注意点

ナスダック100は、AI、クラウド、バイオテクノロジーなど、世界を変えるテクノロジー企業にまとめて投資できる点が最大の魅力です。個別株に比べてリスクを抑えつつも、成長の果実を享受できるでしょう。

ただしリスクもあります。

価格変動の大きさ
ハイテク株は値動きが激しく、例えば2022年の金利上昇時には30%以上下落しました。
対策: 毎月積立で購入タイミングを分散し、価格変動の影響を抑える。

為替リスク
円建てファンドでも実際には米ドル建て資産なので為替変動の影響を受けます。
対策: 為替ヘッジなしでヘッジコストを回避する方法もあります。長期では円安がリターンを押し上げる可能性もあるため、時間をかけてリスクを平準化しましょう。

上位銘柄への集中
アップルやマイクロソフトなど上位10銘柄で指数の半分近くを占めています。
対策: 全世界株式や債券ファンドと組み合わせ、ポートフォリオ全体で分散することが重要です。

結論

ナスダック100は、私のポートフォリオにおいて重要な位置を占めています。短期的な下落もあり得ますが、NISAで投資した100万円が10年後には約260万円(年率10%の場合)に成長することを期待し、長期保有を継続する予定です。

免責事項

この記事は私自身の投資ノートであり、将来のリターンを保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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