アメリカの個別株投資では、手数料や為替レートの影響で期待したリターンが減ってしまうことがあります。この記事では、私の実際の取引事例をもとに、コストの仕組みと対策を整理します。アメリカ株投資を始める方にとって、わかりやすく実践的な情報になれば幸いです。
具体的な例として、昨日、楽天証券で保有していたブラジル石油公社の株(215株)を売却しました。「保有商品一覧」では約5,000円の利益が出ていましたが、決済後の実現損益を確認すると、なんと-882円。

なぜ利益がマイナスに転じたのか、その理由は主に2つあります。
- 手数料:楽天証券では、購入時と売却時にそれぞれ約定代金の0.495%(税込)が手数料として引かれます。
- 為替レート:取引は前日10時30分の為替レートで計算されますが、決済時には翌営業日の10時30分のレートで再計算されます。この際、1米ドルあたり25銭の為替手数料が片道で加算されます。
この取引では、手数料が1,776円かかり、為替レートの再計算後、実際の実現損益は2,850円となりました。


5,000円の利益が目減りしてしまったのは、手数料と為替の影響です。
楽天証券の特定口座でアメリカ株を取引すると、こうしたコストが利益を圧迫することがあります。コストを抑えたいなら、moomoo証券など手数料が低い証券会社を検討するのも一つの手です。また、楽天証券を使う場合は、NISA口座を活用することで手数料の一部を節約できます。
これを教訓に、次からは手数料や為替の計算を事前にしっかり確認しようと思います。
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