前回の記事から気づけばかなり時間が経ってしまいました。9月には資産が1400万円ほどだったのですが、11月までの株高に後押しされて一気に1500万円を超えました。嬉しい反面、「投資について書くモチベーションが湧かない」という状態が続き、更新が途絶えていたのが正直なところです。
とはいえ、ここまで続けてきたブログを放置するのももったいないので、気ままに再開していこうと思います。
資産は短期間で100万円以上増えたものの、順風満帆というわけではありません。ポートフォリオの中には、どうしても目をそむけたくなる“厄介者”がひとつあります。
レバレッジ型のインド株ファンド──「auAM レバレッジNifty50インド株ファンド」です。
以前に書いた通り、このファンドは暴落で大きく値を崩し、その後も逓減やヘッジコストが重なって回復の兆しはほとんどありません。あれから数カ月経ちましたが、依然として含み損の状態のままで、私の中では完全に“特級呪物”と化しています。
ナンピンを続けても道は開けず
下落が続く中、これまで何度もナンピンで対応してきました。しかし平均取得価額を上回ったのはごく短いタイミングだけで、結果的に100万円以上の資金が動かせないまま凍結されています。
同じような投資家が多いのか、このファンドからは資金流出がずっと続いているようです。
さらに、アメリカがインドに50%の関税を課している状況もあり、短期で株価が上昇していくイメージはなかなか持てません。
インドの成長は信じている。ただし“時間”が問題
誤解のないように言うと、インド経済そのものは長期的には明るい将来があると思っています。5年なのか10年なのかは分かりませんが、大きく伸びる局面が訪れる可能性は十分あるでしょう。
問題はその「時間」です。
買値に戻るまでにどれくらいかかるのか全く読めず、その間ずっと資金が拘束されるリスクが無視できないレベルになってきました。
そのため、損切りするかどうか、いままさに悩んでいる最中です。
決断するにはもう少し様子を見たいところですが、いずれにせよ現状のまま無期限に塩漬けするのも避けたい気持ちがあります。
売却したら、新興国全体に分散するつもり
もし売却の判断をした場合、その資金は「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を購入するつもりです。特定の国に集中するより、新興国全体に広く分散したほうが精神的にも安定するというのが、今回痛感した教訓です。
このファンドはMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動しており、中国、台湾、韓国、インド、ブラジル、南アフリカなど20以上の国や地域に投資できます。信託報酬も0.1518%と低く、長期の積立にも向いています。
米国株に関しては成長鈍化を懸念する声も増えてきていますが、生成AI関連の需要を踏まえると、ナスダック100やFANG+は依然として強い存在感を保ちそうです。一方、新興国は米国とは異なる成長ストーリーを持っていますから、ポートフォリオの一部をそちらに振り向けるのは理にかなっているように思います。
とはいえ、私は新興国に“夢のような期待”をしているわけではありません。あくまでリスク分散としての購入です。


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