未来を掴むテクノロジー投資:USテック・トップ20の魅力

投資信託

私は現在、FANG+に300万円ほど投資していますが、その他のハイテク株投資信託にもそれぞれ100万円前後投資しています。その中の一つが「一歩先いくUSテック・トップ20」(以下、USテック・トップ20)です。今回は、この投資信託がFANG+と比べてどのような特徴と強みを持つのかを紹介します。

USテック・トップ20とは?

USテック・トップ20は、ナスダック上場のテクノロジー企業のうち、時価総額で選ばれた上位20社に投資する商品です。AI、クラウド、半導体など多様な分野を幅広くカバーし、特定の企業や分野への過度な依存を避けつつ、テクノロジー業界全体の成長を取り込める設計になっています。

直近のリバランスでは、アプライド・マテリアルズとパロアルト・ネットワークスが除外され、アーム・ホールディングスとパランティア・テクノロジーズが新たに組み入れられました。特にパランティアは、FANG+への採用を望む声があるほど人気が高い銘柄です。

USテック・トップ20では時価総額加重平均を用いていますが、1銘柄あたりの構成比率には8%の上限が設定されています。これにより、特定企業への過度な集中が避けられ、zテックのように上位銘柄の動きに基準価額が大きく左右される構造的弱点がありません。また、信託報酬は0.495%と低く、長期投資家にとってコスト面でも魅力があります。

このファンドは、東証上場の「グローバルX USテック・トップ20 ETF(2244)」に投資しており、基準価額は15時30分頃のETF終値をもとに算出されます。一般的な投資信託のように基準価額決定に一日遅れがないため、当日のETF価格を見ながら売買判断ができるのが特徴です。

Global Xのニュースレターから引用

Fang+との比較:安定性と成長性

USテック・トップ20は2024年に販売開始されたため、それ以前のデータは構成銘柄の過去株価を用いたバックテストによるシミュレーション結果です。一方、FANG+は2020年1月から2024年12月までの実際の運用データが存在します(データ出典:ICE Data Indices、配当再投資後・手数料控除後)。

ファンド名年平均リターン(米ドル建て)リスク(標準偏差)信託報酬
USテック・トップ2027.5%18.2%0.495%
FANG+38.4%25.1%0.7755%

USテック・トップ20の強み

1. 安定性

20社への分散投資と、1銘柄あたり8%上限という仕組みにより、個別企業の不振や市場の急変動による影響が抑えられます。テクノロジーセクター投資としては、リスク(標準偏差)18.2%という低さも際立っています。

2. コスト効率

信託報酬0.495%は、FANG+(0.7755%)と比べて大幅に低く、長期投資で複利効果を最大化したい投資家にとって大きなメリットです。

3. 柔軟性

定期的な銘柄入れ替えにより、その時代の成長企業を取り込む柔軟性があります。AI、クラウド、半導体といった多様なサブセクターにまたがるため、業界全体の成長を幅広く捉えることが可能です。

4. 投資信託ならではの特性

ETF価格を基準価額に反映する仕組みを持ちながら、投資信託であるため、少額からの積立投資や長期保有がしやすい点も魅力です。

両者の特徴を知り、自分に合った投資を

  • 安定性重視:USテック・トップ20
     低リスク、低コスト、分散効果があり、テクノロジーセクターの成長を安定的に享受したい方に向いています。
  • 高成長追求:FANG+
     高リターンを目指す一方で、リスクとコストも高くなるため、値動きに耐えられる積極的な投資家向けです。

結論

USテック・トップ20は、テクノロジー業界の成長を取り込みつつ、リスクとコストを抑えたい投資家にとって有力な選択肢です。私はすでにNISAでFANG+を300万円ほど保有しているため、来年のNISA枠ではUSテック・トップ20を買い増しする予定です。FANG+は一部銘柄が固定されていますが、USテック・トップ20には銘柄固定がないため、長期的にはこちらのほうが安定して保有できると考えています。

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